HSPの僕が10年かけて気づいた『才能の活かし方』
音や光に敏感で、人混みに行くとぐったりする。
誰かが怒られているのを見ると、自分まで辛くなる。
映画を見ても、登場人物の感情に引っ張られて疲れてしまう。
僕は長い間、この「敏感すぎる自分」が嫌いでした。
でも、HSP(Highly Sensitive Person=繊細さん)という概念を知って、10年かけて向き合ってきた結果、ある事実に気づいたんです。
HSPは欠点じゃなく、才能だった。
今日は、HSPの僕が気づいた「才能の活かし方」について、お話しします。
HSPとは何か?

まず、HSPについて簡単に説明しますね。
HSPは、アメリカの心理学者エレイン・アーロン博士が提唱した病気などではなく、概念です。
生まれつき感覚が敏感で、刺激を深く処理する気質を持つ人のこと。
約5人に1人がHSPだと言われています。
HSPの4つの特徴
HSPには、代表的な4つの特徴があります。
1. 深く処理する(Depth of processing)
情報を深く考え、細かいことに気づく。一つの出来事から、たくさんのことを感じ取る。
2. 過剰に刺激を受けやすい(Overstimulation)
音、光、匂い、気温、人混みなど、あらゆる刺激に敏感。一度にたくさんの情報が入ると疲れる。
3. 共感力が高い(Emotional reactivity and high empathy)
他人の感情を自分のもののように感じる。映画やドラマでも感情移入しすぎる。
4. 些細な刺激を察知する(Sensitivity to subtle stimuli)
小さな変化や、細かいことによく気づく。人が気づかないことに気づいてしまう。
こんな特徴が挙げられていますが、あなたにも当てはまりますか?
HSPが「生きづらい」理由

HSPの特性は、現代社会では「生きづらさ」につながりやすいです。
刺激が多すぎる社会
現代社会は、HSPにとって刺激が多すぎます。
満員電車、騒がしいオフィス、明るすぎる照明、大音量の音楽。
街を歩けば、看板や広告だらけ。
スマホを見れば、次々と情報が流れてくる。
HSPじゃない人には「普通」のことが、HSPには「刺激過多」になってしまう。
僕も、人混み(フードコートなど)に行くと本当にぐったりします。
帰宅後は何もできなくなるくらい疲れる。
共感力の高さが疲れを生む
特に厄介なのが、共感力の高さです。
HSPの人は、脳の「ミラーニューロン」という神経細胞の活動が活発だと言われています。
ミラーニューロンは、他人の行動や感情を自分の脳内で再現する働きをします。
なので、
誰かが怒られているのを見ると、自分まで辛くなる。
友達の悩みを聞いていると、自分まで落ち込む。
ニュースで悲しい出来事を見ると、自分のことのように感じる。
他人の感情を自分のもののように感じてしまうから、すごく疲れるんです。
「普通にできない」自分を責めてしまう
一番辛いのは、周りの人が「普通にできること」が、自分にはできないこと。
「なんでそんなことで疲れるの?」
「気にしすぎじゃない?」
「もっと鈍感になればいいのに」
そんな言葉を何度も聞いて、僕は「自分はダメな人間だ」と思っていました。
でも、HSPは「才能」でもある

ここからが、今日の本題です。
僕が提唱している、「HSPの特性は暴走中の才能」というものです。
HSPは欠点じゃない。
見方を変えれば、最高の才能なんです。
深く処理できる=本質を見抜ける
HSPは、情報を深く処理します。
表面的なことだけじゃなく、その奥にあるものまで感じ取れる。
これは、本質を見抜く力です。
僕は以前、占い師として500件以上の相談を受けてきました。
その時、この「深く処理する力」がすごく役に立ったんです。
相談者の言葉の裏にある本当の悩み。
表面的には「仕事の悩み」でも、本当は「自己肯定感の低さ」が原因だったり。
HSPだからこそ、その本質を見抜けました。
些細な変化に気づく=丁寧に生きられる
HSPは、小さな変化によく気づきます。
これは、丁寧に生きる力です。
料理をする時、味の微妙な変化に気づける。
人と話す時、相手の表情の変化に気づける。
自然の中にいる時、季節の移り変わりに気づける。
この「気づく力」があるから、人生の小さな幸せを見つけやすいんです。
共感力が高い=人に優しくできる
HSPは、他人の感情を自分のもののように感じます。
これは、人に優しくできる力です。
相手が何に困っているのか、何を求めているのか、言葉にしなくても分かる。
だから、自然と人に寄り添うことができる。
僕がBar経営をしていた時も、この共感力がお客さんとの関係を作ってくれました。
言葉にならない気持ちを察して、そっと寄り添う。
それができたのは、HSPだったからです。
HSPを才能として活かす3つの方法

では、具体的にどうやって活かすのか。
僕が実践している3つの方法を紹介します。
方法1:刺激をコントロールする
HSPにとって、刺激のコントロールは必須です。
- 人混みを避ける(早朝や平日を選ぶ)
- 静かな場所を選ぶ
- 照明を調整する(間接照明を使う)
- 音楽の音量を下げる
- スマホの通知をオフにする
- 人と会った後は、一人の時間を作る
- 何もしない時間を意図的に作る
- 自然の中で過ごす
僕は、BBQをする時も人混みを避けて、一般的にBBQが人気になる季節を選びます。
複数人でやる時も気心が知れている少人数でやって、刺激を減らす。
そうすることで、疲れずに楽しめるんです。
(ちなみに、平日で休みの時は1人でのんびりとBBQを楽しんだりしています笑)
方法2:「深く処理する力」を活かす
HSPの「深く処理する力」は、こんな場面で活かせます。
本を読む:表面的な内容だけじゃなく、著者の意図や背景まで理解できる
文章を書く:読者の気持ちを想像して、丁寧な文章が書ける
相談を受ける:相手の本当の悩みを見抜ける
企画を考える:細かいところまで考え抜ける
僕が本を書く時、この力がすごく役に立っていると思い込んでいます。
読者が何に悩んでいるのか、どんな言葉を求めているのか、深く考えられるからです。
方法3:「共感力」を人のために使う
HSPの共感力は、人のために使うと最高の才能になります。
人の話を聞く:相手の気持ちに寄り添える
チームで働く:メンバーの状態に気づける
子育て:子どもの気持ちを理解できる
創作活動:登場人物の感情をリアルに描ける
僕は、オープンチャット「みんなの止まり木」で、メンバーの悩みに寄り添っています。
言葉にならない気持ちを察して、そっと声をかける。
それができるのは、HSPの才能です。
HSPは「暴走する才能」

よく、アメリカの映画であるヒーローものからヒントを得ました。
いきすぎた力はコントロールできないということ。
最後に、僕が大事にしている考え方を紹介します。
HSPは、暴走する才能。
才能というのは、コントロールできないと暴走します。
深く処理する力も、刺激をコントロールできないと「考えすぎて疲れる」になる。
共感力も、境界線を引けないと「他人の感情に振り回される」になる。
些細な変化に気づく力も、使い方を間違えると「気にしすぎて疲れる」になる。
でも、コントロールできれば、最高の才能やスキルとして使えるようにアメリカのヒーローはなっていっています。
まとめ:HSPを才能として活かそう
今日お話しした内容をまとめます。
HSPは欠点じゃない。
見方を変えれば、最高の才能。
深く処理できる=本質を見抜ける
些細な変化に気づく=丁寧に生きられる
共感力が高い=人に優しくできる
そして、HSPを才能として活かす3つの方法。
- 刺激をコントロールする
- 「深く処理する力」を活かす
- 「共感力」を人のために使う
HSPは、暴走する才能。コントロールできれば、人生を豊かにしてくれます。
敏感すぎる自分を責める必要はありません。
あなたのHSP特性は、活かし方次第で最高の才能になる可能性を秘めています。
